平成17年度 喜良市小学校教育活動の推進のために
(学校経営方針)
学校長 小田川 修 三
〜キラキラと生命輝く 健康でたくましい喜良市の子の育成〜
1.はじめに
平成17年度は市町村合併による金木町から五所川原市へと地域の枠組みが大きく変化する記念すべき年となる。これまでの金木町6小中学校から新五所川原市25小中学校へと学校数大幅に増えることになる。本校の昨年度までの教育活動は、健康教育推進学校表彰(2003青森県最優秀校、2004全国優良校)や豊かな体験活動推進事業(2002、2003)により特色ある学校づくりを推進し、大きく飛躍することができたと実感している。今後は新生五所川原市立喜良市小学校として「喜良市の教育」を広く普及する任務を負うことになる。
「健康教育」とは単に保健教育や体力づくりだけをさすのではなく、学校や子供達をとりまく環境、すべての教育活動が健全であり、教育課程が心豊かに生き生きと実践されることにある。「豊かな体験活動」は本校の総合的な学習の時間「きらきらタイム」を活性化させ、津軽三味線や荒馬太刀振りなどの郷土芸能伝承活動、トマト栽培や炭焼きなど林業探求活動という特色ある教育活動としてすっかり定着した。枠組みが五所川原市へ移行しようとも、これまで金木町で培われたこれらの活動を失わせることなく、良き校風と伝統を守り地域が誇れる自然や文化を継承していくことが私達に課せられた課題である。
次ぎに確かな学力の定着と情報化への対応もまた大きな課題である。学校週5日制や学習指導要領の完全実施により「ゆとりの中で生きる力を育む」という理念のもと授業時数が削減され、学力の低下が危惧される現状では、日々の学習指導の充実と授業改善へのひたむきな努力がこれまで以上に望まれる。「二学期制」の実施は、授業時数の確保とバランスのとれた前後期の教育課程によりゆとりある教育活動を実現し、指導と評価の一体化を図る学習指導を行うためのものである。健康教育や確かな学力を「教育の不易」とするならば、情報化への対応は「教育の流行」の部分であり、一人一人の児童にコンピュータリテラシー(情報活用能力)を身につけさせることは急速に情報化が進展する今日の社会にあって喫緊の重要課題である
学校創立127年目の伝統ある喜良市小学校は輝かしい数々の栄光と良き校風を今日に伝えている。私達の使命は、奉職した教職員の児童や学校への限りない教育愛とすぐれた教育実践に学ぶこと、そして、これを引き継ぐことでもある。また、子供の健やかな成長を願う地域住民の学校教育に寄せる期待と熱い想いはきわめて大きいものがあることを忘れてはならない。
平成17年度の本校の教育活動(教育課程)は「ゆとりの中で生きる力を育てる」という教育改革の理念の元、教育改革4年目の課題解決に邁進していく。また、喜良市小学校の伝統と良き校風を失わず「喜良市らしさ」を表出する学校、即ち新旧2つの側面を持つ学校でありたい。「キラキラと生命輝く
健康でたくましい喜良市の子」育成のために「一校一心」「一意専心」で教育活動を推進する。
2.本校の教育課題
指 標 〜明日に向かってたくましく〜
@ 心豊かな子どもの育成(人間関係づくり) 健康教育の推進
A 自ら学ぶ力の育成 (学習づくり) 体験活動の充実
B たくましい心身の育成(健康づくり) 情報教育の推進
教育目標
@ 思いやりのある心の豊かな子ども
A 自ら考え学習する子ども
B 健康でたくましく生きる子ども
3.経営の基底(教育理念)
T 他の存在を認め、良いところを受け入れて自分自身の在り方や生き方について自覚を深め
ていくこ
と、自分と異なる出会いに適切に自己表現しながら共通性を見いだし、連帯してい
くことが「豊かな
心」と「たくましさ」を生み出す根幹である。
U 子どもの自立、自己実現は「愛されて育つ」ということが基本にならなければならない。愛されている
と受け取れるからがんばれるのであり、生きていられるのである。受容と共感、
認め合う心と思いや
りの心を醸成する学習指導・生徒指導に心がけ、励まし、讃え、時には厳しく叱れる支援者でありた
い。
4.経営の重点課題
@ 健康教育の推進
・豊かな心と体を育む学習環境の整備(教室や花壇等の校内外の環境整備)
・生活習慣及び健康・体力に関する実態や意識調査と活用
・保健学習や学校保健委員会(キラキラ会議)の実施
・児童一人一人に応じた健康課題の把握と実践
A 体験活動の充実
・体験活動を活発化させるための支援員及び支援団体との関わりを強めた「総合的な学習の時間」
(キラキラタイム)の実践。
・「総合的な学習の時間」及び「教科」「特別活動」における体験活動の研究。
B 情報教育の推進
・情報化社会に主体的に対応できる資質能力を育成するために情報機器の基本的な操作や情報
の受信、発信の基本的なルールを身につける。
・コンピュータや情報通信ネットワークに慣れ親しみ、自ら学ぶ意欲、思考力、判断力を養う
学習
活動を推進し、基礎的な情報活用能力を養う。
・喜良市小学校のホームページ「クリネットワールド」の編集と更新
・室内ランの活用と情報の共有化
5.実践上の留意事項
@ 学級経営と学習指導の充実
・子供とのふれあいを大切にした開かれた学級づくり
・異学年児童との交流により好ましい人間関係を育む個を生かす学級づくり
・教科の特性、教師の特技や個性を生かした合同学習やTTによる効果的な学習指導に努める。
・「わかる喜び、できる楽しさ、新しい発見」を体験させると同時に「わかるための苦しさ、できるため
の辛さ、失敗」も体験させなければならない。
・午前5時間授業の意義と時数管理の適正化
・学級経営案及び生徒指導記録簿の有効活用と記入の日常化
A 学校課題の研究・解決をめざす学校運営の推進
・よりよい学校生活を送るために常に課題意識をもって校務の遂行にあたる。
・教頭を中心に報告、連絡、相談、確認を密にし情報交換を活発にする。
B 家庭・地域との連携・融合
・PTA活動や子供会活動、地域の教育力を活用した学習や行事の中で学校と家庭・地域、教師と
父母相互の理解を深め、連携・融合をめざす。
・教師は子供の学習・生活に関してよき相談相手であると同時に家庭教育の啓蒙を担う指導者で
あることを自覚し、子育てに携わる子供の親でありたい。